作家・ブランドプロフィール
- 猪野屋 牧子 Makiko Inoya
- 1975年北海道生まれ。
金沢でガラスを学び、1999年に独立。耐熱ガラス、パイレックスを用いて作品を制作する数少ないアーティスト。
◆作家よりヒトコト
ガラスにこだわって制作しているのはその可能性を深く信じるからです。ガラスは可塑性に富んでいて、頭の中にあるイメージを作品に忠実に投影出来ます。
しかし一方、炎の中でガラスを溶かしながら操る事は一瞬一瞬の判断、熟練が必要で、 その職人的な技巧を習得していくという喜びこそが、私をガラスに向かわせているのかもしれません。
学生の頃アンソリット(insolite:仏,unusual:英,奇妙)の美学に共鳴を受け、制作を始めました。モチーフはグロテスクであると同時に、美しく、その両義性が人々の心を動かし惹き付けるのだと思います。そして、そうしたモチーフは私の感性によって日常の日々の中から選び取られているものです。
ジュエリーという作品は身に付けるという行為によって、人と共にアートになる。それぞれの感性を乗せてそれぞれのアートに昇華される事を私は願っています。
◆jubileeよりヒトコト
彼女が作品制作に使用している素材は硼珪酸(ホウケイサン)ガラスと言って、 一般には耐熱ガラスとして知られているガラスの一種です。このガラスは融点が高く、とんぼ玉の素材として使用されるガラス棒よりも扱いが難しいのですが、彼女の作品からはそんなことを微塵も感じさせないくらいの「柔らかさ」や「軽やかさ」が伝わってきます。
「ガラスで出来ている」と聞くと「壊れそう」とすぐに思ってしまいます。その点を彼女に尋ねてみると、「破損の程度にもよりますが、修理可能なのです」とのことでした。
ガラスの繊細な美しさに、修理ができるという心強さが伴ったら言うことなしですね。
-
カテゴリー別商品
全 [11] 商品中 [1-11] 商品を表示しています。